毛深い子であれば、小学生低学年にもなればムダ毛が目立つようになってきます。
特に腕毛は目立つ場所ということもあり、学校で友達に指摘されたのをきっかけにコンプレックスに感じてしまう子も少なくありません。


ムダ毛に対する悩みは、大人も子供も関係ありません。
「学校でからかわれたことは親に言えない」という子も少なくないので、子供がムダ毛を気にしはじめたら親が積極的に子供の状況を察してあげて、その処理を手伝ってあげる事が大切です。
もくじ
目立ちやすい腕毛は深刻な悩みになりやすい
腕毛は全身のムダ毛の中でも目立ちやすく、子供が毛深いことを気にするきっかけになりやすい部位のムダ毛です。
また、学校では半袖の制服だったりプールの授業があったりと、隠すことができない時間というのがあるため、周りに毛深いことがバレやすいんです。
指摘された時は笑ってごまかしたり、親に相談しない子が多いのですが、内心はもちろんコンプレックスに感じています。
いじめに繋がることも
子供は良くも悪くも無邪気で、ムダ毛のことをからかう子も悪気があるわけではありません。
しかし、それがきっかけで仲間外れにされたり、ひどい場合はいじめに繋がることもあります。
子供の世界で毛深いというのは「周りの人とは違う」ということで、大人以上に深刻な悩みになりやすいんです。
誰にも相談できないで一人で悩みを抱えてしまう子もいるため、親の方から積極的にムダ毛の処理を手伝ってあげる必要があるんです。
親に隠れて処理する子も
そうやって毛深いことに悩む子の中には、親に隠れて自己処理をするという子供もいます。


子供が一人でムダ毛の処理をしてしまうと、ケガの危険もありますし、何より間違った処理の方法で肌にダメージを与えてしまいます。
小さい頃から間違った処理を続けていると、大きくなった時に肌がボロボロの状態になります。ムダ毛が処理できても、今度は肌のことでコンプレックスを感じるようになっては元も子もありません。
積極的に親が処理を手伝うべき
子供が間違った処理を覚えないためにも、子供がムダ毛を気にし始める様子を見せたら親の方から積極的に処理を手伝い、正しいムダ毛処理のやり方を教えてあげることが必要です。
間違っても、「まだ子供なんだから気にするな」「ムダ毛処理なんてまだ早い」なんて言ってはいけません。
また、「ムダ毛は剃ったら濃くなる」という話もありますが、そんなことはありませんので安心してムダ毛処理をしてあげてください。
ただし、子供の肌は大人が考えているよりかなり敏感です。毛を抜いたり、大人用の脱毛器を使ったり、刺激の強い方法で処理してしまうと肌にダメージが残ってしまうので注意しましょう。
腕毛の処理はどうする?
それでは、腕毛の処理はどうやってするのが良いのでしょうか?
ムダ毛の処理は様々な方法がありますが、腕毛の場合はオーソドックスに剃って処理するのがオススメです。ただし、正しい剃り方で、剃り終わった後の保湿ケアまできちんと行うことが前提です。
脱色は根本的な解決にならない
他にも、腕の毛を処理する時によく考えられるのが「脱色」です。
腕毛は毛深いと言っても産毛が太くなった程度なので、脱色することで自然に目立たなくすることが出来ます。男の子はツルツルも不自然ですから、自然な茶色に染める方もいるかもしれません。
ただし、「脱色」は毛のタンパク質を分解して色を抜くため、同時に肌のタンパク質も溶かしてしまいます。大人であれば問題ないかもしれませんが、子供の場合は肌がかぶれてしまうこともあるのでオススメ出来ません。
除毛剤や除毛ワックスはNG
「剃るよりはダメージが少なそう」というイメージで除毛剤や除毛ワックスを使ってムダ毛処理を考える方もいるかもしれません。
しかし、除毛剤は毛を溶かして処理するため、肌にとって負担になります。特にドラッグストアなどで売られているものは刺激の強いものが多いので、子供に対して使うべきではありません。
一部、「肌に優しい」という触れ込みで売られているものもありますが、そういったものですら顔やデリケートゾーンでの使用は禁止されています。つまり、それだけ肌に対して刺激があるということです。
除毛ワックスは、そもそも毛を無理やり引き抜いて処理するもののため、子供の敏感な肌には絶対NGです。
剃る+抑毛ローションがおすすめ
剃った後の保湿ケアだけであれば、市販されている敏感肌用の化粧水などでも良いのですが、おすすめは抑毛ローションを使うことです。
それにより毛の成長自体を抑え、これから子供が成長するにつれて、より毛深くなるのを防ぐことが出来ます。
抑毛ローションの効果に関しては、大人の場合すでに毛が成長しきっていることもあり、あまり効果を感じられないという方もいます。
しかし、子供はまだ毛が成長途中のため、早い時期から継続することで毛の成長にダイレクトに効果を発揮出来るんです。
また除毛剤とは違い、天然由来成分のものであれば顔の産毛にも使うことが出来るくらい安全なので子供でも安心です。
まとめ:腕毛が目立つようなら早めに処理を
目立ちやすい腕毛は、子供のムダ毛の中でも特に深刻な悩みのきっかけになりやすい部位です。
直接子供に相談されなくても、腕毛を気にするそぶりを見せたり、黙って処理しているのを見つけたら、親の方から積極的にムダ毛処理を手伝ってあげるようにすることが大切です。
小さい頃に間違った処理を身につけると、大人になった時の肌の状態がボロボロになってしまいます。
大人になってから後悔しないためにも、正しい剃り方と保湿ケアで、早い時期からムダ毛の対策をしてあげてくださいね。